ヌメアに昨年開館した、第二次世界大戦ミュージムで個展を開催します。オーストラリアで発表した「EVIDENCE」展の巡回です。タイトルはEVIDENCEから大きくかわり、拙著のタイトルに戻ってきました。英語とフランス語ではほんとにニュアンスが異なり、このような結果、時間切れで踏み切ったというかんじでしょうか。センチメンタルな展覧会というよりは、今回は家族の歴史をよりドキュメントとしてとらえたかったのですが、言葉の壁と時間不足のため見切り発車しました。
しかし、このアメリカ駐留時代を謳歌するミュージアムで、追放された日本人の歴史を紹介できることにとても意義を感じています。オープニングは5月7日でヴァカンスの谷間の平日なので、どれくらいの人が来てくださるかはわかりませんが、少なくともモデルとなった比嘉ファミリーが島中から集まってくれるようです。みんなに会えるのが楽しみです。
写真展示にあわせて上映する短いフィルムを今回自分で制作しました。カウラの慰霊祭に参加した、比嘉伝三さんの孫、ジャン=フランソワがモデルになっています。本人にことわっていないので、見たら彼はびっくりするだろうなあ。。。。もっともその前にPALで日本で制作したDVDがうまく映るか、、、ですが。
とりあえず次は搬入が終わった頃にご報告したいと思います。