ニューカレドニア1局の生番組に出演した。
ヌメア市博物館のヴェロニクから、「7月9日(月)11時にTV局に行くように」と、日本を発つ前から聞かされていたのだが、なんと当日になってそれが昼間のライヴ放送だとわかった。ニューカレドニアでは一事が万事いい加減なことが多いので、行き当たりばったりには慣れているが、なんと一緒に番組に出るのは料理人ばっかりだという。まさか日本食について語るようにいわれるのか、さすがに不安になってきた。メイク室を出たところで、私の出演する”Invitez qui vous voulez” の番組司会者に会った。プリスカという現地では有名な女性だが、私はまったく知らない人だった。彼女は「送ってほしいといった写真が一枚も届いていないのよ〜」とおかんむり。私も何も聞いていないので、互いに何をすればいいのかわからずじまい。仕方なく、私が持っていた自分の本「AMES ERRANTES」を彼女に見せたら「素敵な写真がいっぱいあるのに、どうしてこういうのが届いていないの?」と嘆きの声。
スタジオに入ると、料理人が3名の前には試食できるプレートが並んでいた。私の顔をたて(?)、ニューカレドニアは多文化ジヒュージョン料理が魅力的、日本の醤油も定番調味料だといった話に。私もそれを受けて、移民たちも複雑に混血したフュージョンだと言った話に。混血をフュージョンというのは、今思えばあまりいい表現ではなかったと反省。
プリスカは魅力的で、30分の番組をほとんどぶっつけにもかかわらずうまくまとめた。話題の少ないなか、それでも本のPRが少しできたので良かったとしよう。あいにく、ネットでもこの放送は見ることができなかったので、エジプト女性風のばっちりメイクの私を、自らTVで確認することはできなかったのだけれど。