7月7日(日)、岐阜日仏友好協会と岐阜県国際交流センターのお招きで講演をします。なんでもパリ祭の企画だそうです。会場はホテルパーク、長良川沿いにあります。
講演内容は、1900年に岐阜からニューカレドニアに渡った名和喜一郎さんが残した手記をとおして、移民史を紹介するというもの。名和さんの他に同じく岐阜出身者だった移民の堀田さんと松田さん、POWとしてガダルカナルからニューカレドニアに移送され収容された経験をもつ直木賞作家豊田穣さんのことも話す予定。講演の内容をうけて、最後は柳本奈都子さんがオリジナル曲を歌って締めくくります。
いつもと同じような、でも今まで一度も紹介したことのない岐阜移民についてふれる講演です。当日いろんな関係者も足を運んでくださると聞いていますので、いい意見交換の場をつくれれば嬉しいです。
さて、岐阜は教え子の結婚式で行って以来。岐阜といえばガイドブックも飛騨高山ばかり。勤務先の滋賀の隣県町でありながら、ほとんどなにも知らないところ。ですから、移民の出た土地の名前を聞いてもピンと来ず、難儀しています。ただ、ここのところNHKの「こころ旅」で火野正平さんが自転車で岐阜を巡っているところが放映されていて、うまいぐあいに移民の母村の風景を見ることができます。印象は水が豊かなところでしょうか。(でもこんな理由で「こころ旅」を目を凝らして見ている視聴者はいないですよね)
現在、Keynoteを使ってプレゼンテーションの仕上げに励んでいます。岐阜の方にお目にかかって、いろいろ土地のことを教えてもらえるのがとても楽しみです。お近くの方は是非お出かけください。

===津田睦美講演会===
「岐阜出身移民の手記で辿る−仏領ニューカレドニアの日本人移民史」
7月7日(日)14:00-15:30(開場13:45)
会場:ホテルパーク(入場無料、要予約)
問い合わせ:058-235-7253 岐阜日仏協会
*講演会のフライヤーはこちら→岐阜DM