今年は例年になくフランボワイヤンがまだ花盛りです。16回目となるカレドニア滞在では、ほとんど120年祭がらみの打ち合わせで忙しくしていました。こちらにいれば、いろんな仕事が一気に進むので、やはり時間を割いてくるだけのことはあります。
仏語版の出版についての打ち合わせも進みましたし、ヌメア市立博物館での展示もだいたい目安がつきました。新作映像作品の撮影も無事終了し、後はこれだけのプロジェクトをほんとうにすべて実現できるのか、、、、という不安だけが残ります。
今回の滞在でとても不思議だったのは、ヌメアの街がとても美しく見えたことです。それは、戦前、ヌメアに暮らし、フランスナイズされていた人々のこと、1930−40年代のヌメアの町並みを想像しているからかもしれません。
FOLの丘にある建物、いろんな催しが行われる場所ですが、老朽化がすすみ、どこからも修理費がおりてこず、とうとう壁に大きく、「SOS」と書かれてしまいました。なにぶんカテドラルのすぐ上で、目立つ場所にあります。「505」にも見え、大阪の豚まん屋さんを思い出してしまいます。