A corps avec l’histoire(身体、歴史とともに)という展覧会が現在ヌメア市立博物館で開催されています。私は、本展のカタログにヌメア市に暮らしていた日本人の生活についてテキスト(写真のキャプションに間違いあり)を寄せています。
この博物館は企画展ごとに古い写真がふんだんに使ったなかなかいいカタログを作成してます。それができるのは、写真を誰が持っているか、どこに所蔵されているかをヴェロニク・ドゥ・フランス館長が驚くほどよく把握しているからでしょう。今回のカタログは、流刑者、移民、カナック、コロン(白人)というニューカレドニアの構成要員のことを知る上で貴重な手引きになっています。特に私のように日本人移民を研究する者には近づきにくい(日本人の管財人となった)コロンについても知ることができるのがありがたいです。
ところでこの博物館で、私は来年小さな展覧会を開催する予定です。詳細が決まり次第、またお知らせしたいと思います。

ヌメア夕景