ニューカレドニアの日刊紙Les Nouvelles Calédoniennesのwebサイトでこんなアンケートが行われている。
「東京行きのエアカレドニアの便は、休止するべきか?」
現時点の結果をみると、そうすべきが283名、必要ないが218名、ノーコメントが20名だった。さらに紙面には日本を脱出したいのに方法がないと語る東京在住のカレドニア女性のコメントがある。放射線汚染に対してここでも過剰反応がみられる。しかし、東京在住者でも、静観する人がいれば、すぐに関西など西に移動する人がいて両極端である。見えない不安への対処はいずこも同じだといえる。
そんななか、カレドニア在住の日本人、日系人がいろんな活動を本格的に始めだした。
19日(土)、20日(日)現地トヨタのスタッフが中心になってヌメア市内のスーパーマーケットでTシャツ販売会。
21日(火)、トントゥータでチャリティ販売会。
23日(水)、ヌメア在住の日本人ピアニスト なるしま しほさんによるチャリティコンサート。
27日(木)、ナカティ(ニッケル鉱山地区)で日系三世ルイーズ・タカマツさんが声をかけた追悼ミサ。
いずれも売り上げは赤十字をとおして義援金として地震被災者におくられる。
さらに、ヌメア在住の日本名誉領事からは、「カレドニア生まれの皆さんでカレドニアに避難したい人がいれば、いつでも受け入れたいとので希望者は申し出てほしい」とメッセージが届いている。
彼らの暖かい支援の声を私は被災を受けたタツラキッズ(戦前にニューカレドニア生まれ、戦時中オーストラリアのタツラ強制収容所に抑留された人々)に伝えていきたい。